酔って雪道を走っちゃダメ!絶対!!しかも夏用サンダルで!第1話

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ほろ酔いでサンダルで夜の雪道を走って滑って転んで脚を複雑骨折した話。第1話。

ある寒い寒い日の夜のこと。
私は大好きな熱燗を飲んでいました。
寒い日はこれに限る・・・あーあったまるう。

その時ふと思い出しました。
ご近所さんに配りものがあるんだっけ。今日までだったな、確か・・・。ささっと配って済ませちゃおう!

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街灯も少ない、夜になると人通りが全くなくなる田舎道を、すぐそこだからとほろ酔いでサンダルを履き、暗闇の中を小走りで進んでいく私。

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真っ暗な上に急いでいたから気づかなかったのですが、道路は除雪車がギュギュッと雪を圧雪してツルピカになっていました。

ですから、当然、

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滑ります。
除雪車が通った後のツルピカ加減といったら、まるでアイススケートリンクのようです。

ほんの一瞬の出来事をまるでスローモーションのように覚えていますが、人間よくできたもので、ツルリと滑ってフワリと浮き上がった瞬間に、ダメだと判っていながらもなんとか上手に着地しようとするんですね。
だけど運動能力が低いワタシは、脚をバタつかせながら着地を試みるも・・・・・・失敗。
いえ、大失敗です。

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ボキャキャキャッ!!と、自分の体から聞いたこともない恐ろしい音が・・・。
・・・これは折れたな、完全に。

しばらくボーゼンとした後に、そーっと右脚を持ち上げてみると、ありえない場所から曲がってボタリと下に落ちました。
これは・・・骨、つながってない・・・な・・・。ハハハ・・・。

虚しく笑うも周りには一緒に笑ってくれる人も、大丈夫かと駆け寄ってくれる人も見当たりません。
なんとか家の方向へ体を向けましたが、体は言うことを聞かず、痛みがズンズン襲ってきます。
寒い・・・・痛い・・・・。
このままでは死ぬっ!!!

とにかく助けを!助けを呼ばなきゃ!!

誰か・・・!誰か助けてくださーい!!!
「世界の中心で愛をさけ〇」を彷彿とさせるドラマチックな展開。

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さあ、この後ワタシはどうなったのでしょうか。
続きは第2話で。

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